あまりに久しぶりすぎて、管理者ページにログインするにも手間取りました(苦笑)
そんな久々のブログだというのに、悲しいお話になります・・・。
平成27年4月25日午前11時38分ごろ。
飼い猫であり、大切な家族であるさくらが天国へ旅立ちました。
享年14歳(人間で言えば86歳)でした。

3月の中頃から、時々吐くようになりました。
最初は「毛玉をよく吐くなぁ〜」と思ってて、あまり気にしてなかったのですが、3月末にはご飯を食べなくなってしまったのです。
慌てて動物病院へ連れて行き、いろいろな検査をしたところ、膵臓(すいぞう)付近に3センチにもなる腫瘍が見つかりました。
お医者さんの見解では、腫瘍は間違いなく悪性の癌だろうといわれ、頭が真っ白になりました。
また、血液検査の結果も良くなくて、膵炎(すいえん)にもなってました。
膵炎を起こしてる場合、まずそれが治らないと腫瘍の手術だのなんだのということは出来ないといわれたので、まず第一段階として、膵炎をどうにかしようということになりました。
最初のうちは、私が仕事に行く前にさくらを病院へ連れて行き預けて、日中に点滴や治療をして、仕事が終わったら迎えに行き、夜は自宅で過ごさせるというスタイルで治療をしてました。
というのも、さくらは本当に箱入り猫なので、入院というのはハードルが高く、周りにほかの犬猫がいる環境ではストレスがたまるだろうと思ったからです。
でも、数日たっても膵臓の数値が良くならず、相変わらずご飯も食べないので、結局は入院させました。
今まで半日だけだった点滴と投薬を24時間体制でやってみようと・・・・。
私も毎日お見舞いに行きました。
お医者さんが言うんです。
「さくらちゃんは鳴かないの。治療してると、嫌だなぁ〜って顔をするけど、噛みついたり引っ掻いたりしないで、じーっと耐えるの。毎日頑張ってますよ」と・・・。
そうして、一週間。さくらは頑張りました。
24時間の静脈点滴、毎日の血液採、周りにいる犬の鳴き声、治療を嫌がるほかの猫の鳴き声・・・そんな中でさくらは一生懸命治療に耐えました。
だけど・・・。
膵炎の数値は改善しませんでした。
そして腫瘍が、あっという間に大きくなり4センチ以上になってしまいました。
血管を巻き込んで出来てる腫瘍だったので、血管から栄養を吸い取り、ものすごいスピードで大きくなっていったのです。
そして、腫瘍のある場所は膵臓の近くでした。
お医者さんからは、
この治らない膵炎は、癌によるものだと思われること。
だけど、癌の手術はおすすめ出来ないということ。(年齢と膵炎があるので、手術の麻酔により、ほかの臓器までも悪化する)
たとえ無理に手術をしても、腹水がたまってきているから、転移はしてると思われるので、アチコチに癌が出来るだろうということ。
この先癌が広がると激しい苦痛を伴うだろうこと。
そうなったら、ずっと痛み止めを打たなくては駄目だろうということ。
腫瘍が大きくなっているため、大腸や胃などの内臓を圧迫しているので、強制給仕(強制的にご飯を食べさせること)をすると、腸閉塞や逆流が起こるので危険が伴うこと。
すっごくすっごく悩みました。
さくらにとってどうすることが一番良いのか・・・。
点滴だけで生かしても、体は弱っていくし、ただ息をしてるってだけで自力で歩けるわけでもなんでもなく、そして最後を病院で迎えるしかない・・・。
それで良いのか・・・。
もし自分だったら・・・自分だったらどうだろう。
もう生きていられる時間が残り少ないと言われたら・・・。
病院で何もわからなくなっても生かされるだけのものになりたいだろうか・・・・。
そして、決断しました。
最低限の治療だけ。
無理に生かすための、ただ苦しめるだけになるような延命治療はやめようと。
さくらに残された時間がどのくらいあるかわからないけれど・・・。
その時間を、今まで一緒に過ごしてきたほかの猫達と一緒に過ごさせたい。
さくらが生きてきた場所で、最後を迎えさせたやりたい。
実際、さくらがどう思ってたかなんて、さっぱりわかりません。
なので、この決断が良いものだったかどうかなんてわかりません。
だけど、きっとどんな選択をしても、私は後悔をするんです。
後悔しない選択なんて、きっとひとつもないんです。
そして4月25日。
その日は土曜日だったので、私は休日でした。
午前9時ごろ。とらた(さくらの兄妹猫)が、いつになくニャーニャーと私を起こすので、ハッと思い一緒のベッドに寝てたさくらをみると、息も荒くもう動けない状態でした。
そして、私やほかの猫が見守る中、最後の最後に大きく息を吸って吐くと・・・・そのまま天国へ旅立っていきました。
幸いなことにそれほど苦しんだり痛がったりはしてなかったと思います。
私が休みの日を選んで逝くなんて・・・・さくらは最後まで良い子だったなぁ。
もし、仕事に行く前とかだったら、絶対私は仕事に行けないし、月末だもの・・・休めるわけがないもんね。
きっといっぱい私のことを考えてくれたんだろうなぁ。
さくらはほかの子と違って、ホント猫らしい猫で、甘えてくるときと素っ気ないときの差がすごくて(笑)
でもそこも可愛くて。
今でもさくらがいないことに慣れません。
いつもの定位置、キャットタワーのてっぺんにいるような気がしてしまいます。
さみしいです。
そして、こんなさみしい気持ちになることが、あと三回もあるのかと思うと(まだ3匹いるので)、今から心が折れそうです・・・・(苦笑)
でも、動物を飼うというのは最後まで責任を持つってことで、最後を見届けるのは避けられないことですからね。
だから、生きてる間はめちゃくちゃ可愛がるんです(笑)
いたずらしても、何しても。
そう、ゆずがキャミソールのひもを片っ端から噛み切ってしまっても(涙)とらたが勝手にカリカリの袋を破こうとも、にゃんもがお尻についたウ○チを絨毯になすりつけようともね(苦笑)
久々のブログなのに、悲しい報告で申し訳ありません。
でも、私も残った猫達も、さくらの分まで笑って楽しく過ごしていくつもりです。
そして、さくらが病気になってたことを受け、ほかの猫達も健康診断へ連れて行こうと思ってます。
さくらが「ママ、ちゃんとみんなのこと頼むわよ」と言ってると思うので。